とりあえず

とりとめのない 単なる記録

選択的夫婦別姓の問題

呼び名が悪い

「別姓」と言うより、「姓自由選択」にすれば、聞こえが良い(文字が多くなるが)

法律では、婚姻した両者の姓を同一にしなければいけない事に対して

「別性」でもよいとしているのでしょうが、「別姓」の要望の内容を知らない人にしてみれば、

同一の姓にできないようなイメージを持つかもしれない。

家族の中で、姓が異なると子供は、どちらの姓を名乗れば良いのか問題がある

子供自身が姓を選択することも考えられるが、扶養者の姓、養育者の姓どちらを採用してもいいのではないか

 

同一性にするのは日本の伝統だと言っている人もいるが

日本の中ですべての人が姓を持つようになったのは、明治8年(1875年)2月からと考えると約150年の歴史しかない

4世代前の時代に、姓はあったとしても、その人の職業や、居住地、地位等の属性を表すものだと思える

家系や個人を識別するラベル的な意味の姓ではない

 

研究者が婚姻によって姓が変わると、過去の研究成果が継承できない旨の発言をしているが、本当だろうか

研究成果が論文として残るが、論文に記載の姓と現在の姓と異なっても研究成果が無くなるわけではない

引用や参考文献で継承できるはず

世界中の研究者を識別する「ORCIDiD」がある

論文の出版社が発行する研究者のIDもあるが表記の違いや同性同名の人の識別の問題がある

日本の中でも科研費の申請に研究者にIDを割り当てている

もろもろの問題をひきずっている

 

論文に研究者が所属している組織のメールアドレスを記載している

論文の問い合わせ窓口として利用してるようだ

大学の研究者の場合、所属(大学)が変わっても、問い合わせ先として生かすために

所属していなくてもメールアドレスだけ継続して残す要望がある。

いつまでも、同じ場所で研究を続けるのだろうか(永久就職のつもり?)

論文は常に新しい研究成果を出し続けて、研究者への問い合わせ先も最新に更新すればよいのではないか

メールアドレスにしても、Eメールの仕組みも1992年以降なので、たかが、30年程度の歴史しかない

そんな、歴史のない資源に頼らなければ、研究者が維持できないのだろうか

 

答えのない問題だが、解決しなければいけない問題だ

今の政府は「夫婦別姓」に前向きに取り組む姿勢が見えない